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映画「ノン子36歳(家事手伝い)」を見て

映画「ノン子36歳(家事手伝い)」をDVDで見ました。
東京で芸能界デビューしたものの全く売れず、離婚して田舎の実家に戻ってきた主人公のノン子。家事手伝いと言いながら両親に甘えて家事すらやらず、ただブラブラしているだけというあまりのダメっぷりが突き抜けています。はっきり言って全く好きになれないノン子ですが、坂井真紀さんが演じることで不思議な存在感を放っています。
そんなノン子が出会ったのが、神社のお祭りでヒヨコを売るためにやってきた若者マサルでした。このマサルを演じる若かりし頃の星野源さんが、すごくいい味を出しています。血だらけのマサルがチェーンソーを振り回すクライマックスシーンは見事でした。ノン子を想うあまりノン子を苦しめるものを排除したい一心で、そんな行動に出てしまうマサルの一途さが胸に迫って悲しくなります。
結局最後まで登場人物たちに劇的な変化は無いままなのですが、ラストでにわとりを追いかけるノン子の笑顔に救われる思いがしました。地味ながらも味わい深い作品でした。